とりあえずブログ

プログラミングとiPhoneアプリの作り方を勉強中です。

アプリに詰め込みたいもの

2つ目のアプリを作る時、最初のアプリは友達からリクエストをもらって作ったので、次は自分でテーマを考えてみようと思いました。

ちょっとした空き時間に、手軽に楽しめるものがいいな…暑くなりかけている時期でしたので、夏らしい季節感も入れたいと思いました。
色々考えているうちにふと思い出したのは、祖父母の家でした。

子供の頃数年間住んだ祖父母の家は、瀬戸内海に近い小さな町にありました。
大きな通りに面していたのですが、古い家に一歩入って木製のドアをガタンと閉めると、表の雑音が一瞬で消え去りしんと静まり返るのが子供心にも不思議でした。
柱時計のカチカチという音が聞こえる廊下、骨董や古道具を集めるのが好きだった祖父の収集品が置いてある部屋(子供の私は入ってはいけないと言われていました{(-_-)})、金魚がいる小さな池に面した縁側、などなど。 
普段は忘れていたのに、一旦思い出されると次々と映像がよみがえってきました。
祖父母は私が高校生の時に亡くなり、家は取り壊され駐車場になっているのですが、その思い出された映像があまりに鮮やかだったので、いまだに訪れたらそこにありそうな、ドアをガタンと閉めるとしんとして柱時計の音が聞こえそうな、祖父母の声と姿がありそうな気がするほどでした。
その時、この映像をアプリにしてみようと思いました。

最初は、縁側から見た夏の風物詩を色々織り込んだ絵本のように見るだけのアプリにしようと思っていたのですが、家族から
「何が言いたいかよく分からん(´・_・`)」
と厳しくも的確なアドバイスをもらい(T ^ T)、要所にミニゲームを入れるなどいくつかの変更を経ながら、夏も過ぎた9月ようやくリリースすることができました;^_^A

できてみれば、アプリの中の縁側と実際の祖父母の家のそれとはかなり違った絵になってしまっていましたが、私には(自己)満足感がありました笑
縁側シリーズは夏、秋、冬と続き、今年の春で計4つのアプリを出すことができました。
アプリを見てくれた家族や知り合いのうち、女性には概ね
「かわいい!」
と好評でしたが、男性には
「やっぱまだよく分からん(´・_・`)」
と言う人が結構多いように思い;^_^A、それもまた面白いと思いました。
でも、アプリがたくさん溢れている今、こんなちょっと変なアプリが一つくらい紛れ込んでいてもいいよね( ^ω^ )と思ったり笑
それに、あの祖父母の家にルーツを持つアプリが私のiPhoneだけでなく、ダウンロードしていただいた先々(時には海外で)でささやかに四季の縁側の風景を再現していると想像すると、とても不思議でわくわくしました。